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これまでは、輸入されたブドウや果汁を使用しても日本国内で醸造することで、国産ワインを名乗ることが許されていました。そのため、一般消費者からは「国産ワイン」と「日本ワイン」の区別が分かりづらい状況が続いていましたが、2018年10月30日から「日本ワイン」の定義が、「国内産ブドウを国内で醸造したワイン」に法令等により厳格化されます。
今、日本には新しいワイナリーが続々と誕生しています。一般的に、ワイン用の高品質なブドウ栽培には冷涼な地域が適地とされていますが、西日本や南日本にも気候の合う場所があり、ワイナリーは北海道から九州まで広範囲に存在しています。
さらに、近年は東京23区内や横浜市内など、これまで思いもよらなかった場所に「都市型ワイナリー」ができていますが、これらは日本国内の最良適地からブドウを集め各都市にて醸造することで、日本ワインの生産を行っています。
その他、必ずしも最適地ではなくとも地元産のブドウにこだわり、できるだけ品質の高いワインを醸造したいと試行錯誤を繰り返しつつ、その地域ならではの日本ワインを造るべく挑戦を行うワイナリーも増えています。
いまや日本全国どこの町でも、ワイナリーができる可能性があるのです。
日本でのワインづくりの歴史はまだ浅く、本格的に始まったのは明治期からになります。「新世界」と呼ばれるワイン生産地の中でも日本はまだまだ若い産地になりますが、日本ワインの定義が定まることを期に、世界に認められる新たなワイン産地となる未来が期待されます。